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現役エンジニアが選ぶ、Python初心者の勉強におすすめな本5選

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Pythonは今注目されているプログラミング言語のひとつです。
今回は、これからPythonを勉強してみたいと考えている人やPythonの初心者におすすめの本を5冊紹介しましょう。

Pythonとは?

Pythonは文法がシンプルで能率の良いコーディングが行える、汎用プログラミング言語です。

扱いやすいその性質から、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーション、組み込みシステムなど、様々なプログラムの開発に用いられています。

コードが複雑になりがちなC言語などと比べてコードを少ないステップ数で記述できるメリットがあるから、人員や時間といった開発コストの削減にも役に立ちます。

こうした特長から、産業の分野においても広く使われているのがPythonという言語です。

Pythonは、近年AI(人工知能)の開発言語としても注目を浴びています。

AIの開発に適したライブラリを豊富に備えたPythonはこの分野の開発言語としても最適との呼び声が高く、実際に幅広く活用されています。
そんなPythonの入門書として今回紹介するのはこの5冊です。

★実践力を身につける Pythonの教科書
★12歳からはじめる ゼロからの Pythonゲームプログラミング教室
★ゲームを作りながら楽しく学べるPythonプログラミング (Future Coders(NextPublishing))
★いちばんやさしい Python 入門教室
★Pythonスタートブック

いずれも基礎から丁寧に解説されている本だから、これから勉強してみようという人はもちろんPython初心者にも自信を持っておすすめできます。
ひとつずつ紹介していきましょう。

実践力を身につける Pythonの教科書

教科書という名の通り、基本を1からしっかりと学べる1冊です。
プログラムの文法を学んでいくうえで大切なのが、実践に即したものであるかという点。

この本ではプログラムを実際に組みながら勉強を進めていくことができるから、より理解が深まるという大きなメリットがあります。

基本を学んだら次は実践、そして応用と、作成するプログラムのレベルも少しずつ上がっていく。

目次通りに勉強を進めていけば基本から応用までのスキルが自然と身に付く作りになっているというわけです。

実際に作れるプログラムはデスクトップアプリケーションやWebアプリケーションだけでなく、AIの特徴である機械学習まで幅広い。

文法だけをただひたすら頭に叩き込む勉強と違って実践的だから、楽しみながらスキルアップしていけるでしょう。

12歳からはじめる ゼロからの Pythonゲームプログラミング教室

12歳からとタイトルにありますが、大人の方でもしっかりと学習で切ると思います。
相当とっつきやすい部類の本ではありますが、むしろ12歳には厳しいのではという気もします。

かわいらしいキャラクターが登場するこの本では、ミニゲームを実際にプログラミングしながらPythonを学ぶことができます。

開発環境を準備するところから丁寧に解説してあるから、入り口でつまずく心配もない。

ダウンロードできるサンプルファイルを活用すれば実際のコードや動作を確認するのにも困らないはずです。

プログラミングに上手いことのめり込んでいくためには、やはり自分が実際に組んだプログラムが期待通りに動作したときの喜びを味わうのが手っ取り早いと思います。

ゲームを作りながら楽しく学べるPythonプログラミング (Future Coders(NextPublishing))

Pythonの基礎を楽しみながらしっかり身に付けたい人には、この本がおすすめ。

楽しくない勉強が続かないのは誰もが納得するところだけど、この本では勉強を継続していくためにゲームを題材に選んでいます。

ひとつひとつのゲームはどれも比較的コンパクトな内容になっているから、間延びせずに楽しく習得することができるでしょう。

構成としてはまず基本編で文法を学んで、その後のゲーム編で実際にコーディングしてみるという作りになっています。

基本編で学ぶ文法は、その時点ですべて理解できなくても心配ないです。

ゲーム編で実際にプログラミングをしてみると驚くほどすんなり身に付くのがわかるハズ。

なぜか?プログラミングとはそういうものだからです。

いちばんやさしい Python 入門教室

Pythonの概念や基礎知識、文法と実践例などを丁寧に学ぶことができる1冊。

まったくの未経験者からPythonの初級者までを対象に、特に丁寧に作られているのがこの本です。

文字ばかりの本は内容に関わらず読む気が失せるものだけど、この本はカラー図解やイラストをたくさん使って丁寧に説明してくれているから直感的に理解しやすい。

プログラミングという概念の基礎を学ぶこともできるので、いずれPython以外のプログラミングも学びたいと考えているビギナーの入門書としても最適です。

本の中で扱っているプログラムのサンプルはWebからダウンロードすることも可能です。

Pythonスタートブック

プログラミング初心者のための学習書ともいうべき本がこれ。

ポイントを押さえた質の高い解説が随所にあるから、未経験者にもおすすめです。

Pythonのしくみからプログラミングの仕方までをイラストで詳しく解説してあるので、とにかくわかりやすい。

Pythonの特徴のひとつであるオブジェクト指向の概念を理解するのにもピッタリです。

練習問題を解いていくうちにPythonの基礎が身に付き、プログラミングの楽しさが理解できるようになります。

これからプログラミングの仕事を始める人にも読んでほしい内容です。

※Python3に対応した増補改訂版も2018年04月12日に刊行済み。

まとめ

近年注目の汎用プログラミング言語、Pythonの入門におすすめな5冊の本を紹介してきました。
プログラミング言語は習うより慣れろです。

今回紹介した5冊の本はいずれもKindle版で購入することもできます。
まずは1冊を選んで、始めてみましょう。

 

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