ふとした瞬間に、小栗旬の声が頭の中を過ぎる事がある。
理由は、このCMを繰り返し見たためだ。
「ザ★シュウマイ」 シュウマイのうまい店篇 30秒版
やたらと美味そうというのもあるが、堂々としたナレーションと男らしい食いっぷりに魅了されている。
たった30秒のCMだが、何度も何度も繰り返し見た。見すぎてセリフを暗記してしまった。
CMは「白飯が進むシュウマイを食ったことがあるか?」という質問から導入される。
恥ずかしげもなくそんな事を聞いてくる時点でもう心を打たれるのだが、あえて答えるなら、Noだ。
正直、これまであまりシュウマイに意識を傾けたことがなかった。もちろん弁当などに入っていれば一切の抵抗なく食うが、好んで「シュウマイ食いてえ〜」と思った経験は記憶にない。
ついでに言うと、小栗旬の方にもこれといった思い入れはない。
にも関わらず、このCMは不思議と癖になる魅力があった。初めてシュウマイを食べて見たいと思わされた
メイキングも見た。
「ザ★シュウマイ」 シュウマイのうまい店篇 メイキング
さて、繰り返し見てセリフを覚えたところで次にするべきことは一つしかない。
そう、実践だ。
この場合の実践とはすなわち、真似してシュウマイを食ってみることだ。
できる範囲で小栗旬のCMをトレースしたいので、それなりに準備をした。
【必要なもの】
- 白米
- 醤油
- お酢
- からし
- シュウマイ本体
- 割り箸
酢醤油については、映像中の色の濃さから推察し醤油:酢を2:1くらいで適当に調合した。
引用:味の素冷凍食品公式チャンネル(FFA AJINOMOTO OFFICIAL)/「ザ★シュウマイ」 シュウマイのうまい店篇 30秒版 より
白米は、押し麦を混ぜてみたら思ったより多く半分くらいになった。
さて、肝心の商品だがパッケージは目立つのでスーパーでも探しやすそう。
9個入りでこんな感じだ。
9個も食べられないので、チンするのは5個にしておいた。
解凍してみると、いい匂いがする。
CMの中には「ぷりっぷりの豚肉」及び「シャキシャキたけのこ」という発言がある。
今まで食ってきたシュウマイの中にたけのこが入っていたかなんて全く覚えていないが、CMを何度も見た今の僕にはたけのこが入っているシュウマイはうまいものという刷り込みがされている。
パッケージ写真にもある通り、今の僕にとってはシュウマイにたけのこが入っていなければ困るのだ。
まず、小栗旬はシュウマイを半分に割って断面を確認する。当然真似をする。
というわけで、CM映像でもやっていたように二つに分割。中身がつまっているせいで結構割りにくかった。
割り方が下手くそであんまり美味しそうに見えないが、たけのこ本当に入ってた。
次の手順は、「それを敢えて飯経由」の部分だ。
この工程では、分割したシュウマイに酢醤油とからしをつけ、白飯の上に乗せる。
引用:味の素冷凍食品公式チャンネル(FFA AJINOMOTO OFFICIAL)/「ザ★シュウマイ」 シュウマイのうまい店篇 30秒版 より
当然この部分も真似するわけだが、僕はビギナーなのでご飯に味をいっぱい染み込ませるために二度漬けしちゃう。
これらのフローを完了した上で、初めてシュウマイを口に運ぶ事になる。
本来は味の感想が一番大事なのだろうが、僕はそんなに食通ではないのでここはさらっといく。
標準的なシュウマイのレベルがわからないが、美味しいと思った。
以上だ。
もうちょっと補足すると、CMで小栗旬が言っていた通り豚肉はぷりぷりでたけのこはシャキシャキだった。
味も美味しいのだが、僕の場合は小栗旬と同じ商品を、同じ食い方で実演できているという充足感の方が重要である。男らしさが溢れる食い方を実践する事で、幸福感を覚える。
そのあとは、先ほどシュウマイを置いた事により肉汁と酢醤油が染み込んだ飯を一気にかき込むのだが、これもまた妙に美味い。
もう、この色をずっと再現してみたくて何度も白米にシュウマイを擦り付けたのだった。
引用:味の素冷凍食品公式チャンネル(FFA AJINOMOTO OFFICIAL)/「ザ★シュウマイ」 シュウマイのうまい店篇 30秒版 より
まとまらないが、シュウマイの味も美味しいし小栗旬の食べ方を真似るのもすごく充足感があった。白飯が進むのも本当。
多分10日後くらいにまた食いたくなってもう一度やる。