多々あるディスプレイの中からEIZOの「FORIS FS2434」を選んだ
デュアルモニター目的で安いサブモニターを新品購入したが、画質に納得できずそちらの方を早々に手放した。
メインモニターの修理中、代替品として借り受けたTN液晶モニターの視野角の狭さに「今後絶対TN液晶は買わない!」と心に誓ったりもした。
何が言いたいかというと、私の用途では「画質を最優先」にし「品質も平均以上」なモニターを選ばないと「安物買いの銭失い」に終わってしまうという話だ。
現在のTN液晶は視野角も大分広がり、以前よりは遙かにマシになっていることは確かで
その応答速度の早さからFPSなどフレーム毎の判断が必要なゲームをする人にとってはゲーミングモニターとして重宝されているという。
残念ながら私はFPSが下手で60fpsも出ていれば十分満足できてしまうヌルゲーマーなので、応答速度やリフレッシュレートはさほど重要視しない。
以下の観点から、EIZOの「FORIS FS2434」を選んだのである。
- 動画、ゲーム、ライティング、ウェブ閲覧と何役もこなす
- 目が疲れない機能(色温度調整とフリッカーフリー)搭載
- ゲームにも向いたディスプレイ
- 保証がしっかりしている
外観
商品の箱
今は価格改定版の機種が出てる
現在「FORIS FS2434-R」という名前で販売されている物が上記の後継機で、価格改定がおこなわれただけの実質同じ製品だ。
購入の参考にする場合、本記事の内容は『FORIS FS2434-R』と読み替えてもらって問題無いだろう。
※FORIS FS2434は出荷時期により色温度4000Kにおいて真っ白になる不具合を持った機種があるらしいがFS2434-Rでは改善しているとのこと。
手持ちのFS2434では4000Kにまで下げたところ、きちんと設定に沿った色合いになったので不具合のない個体だったようである。
実際に使用してみて
僕が購入したものはドット抜けも無く、使用時間が現時点(2017-08-31)で1万時間(※画像参照)を越えたが現在でも問題無く使えている。
画質調整機能『G-Ignition』がいい感じ
ディスプレイのモードを起動中、アプリケーションに関連づけて自動切り替えが出来るG-Ignitionが便利。
- PCで動画を見たいときや、ゲームをするときには明るく派手な色合いに
- ブラウジングやテキスト入力時などは文字を追いやすく目が疲れないようブルーライトカットに
などなど設定した画面モードに自動に切り替わってくれるのも非常にありがたい。
G-IgnitionはWindows専用のソフトウェアだけど、プロゲーマーおすすめの設定ファイルをダウンロードして適用することもできる。プロゲーマーと同じ設定状態でゲームをプレイしたりできるということだ。
マルチモニタ環境に
デザイン的にはベゼル幅が狭いので、同じ機種を並べてマルチモニタ環境を構成するのにも向いているだろう。
要はフレームの幅が狭いので、こんな感じで並べてゲームできたら素敵だよね。
なぜかリモコンが付属している
なんでだろうね。
パソコンモニターなのでテレビのように極端にモニターから離れることないと思ってたけど。
画面切替やボリューム操作オフタイマーなどが簡単に行えるのでリモコンはついていて困る物ではなかった。むしろありがたい。
ヘッドホン端子の位置が◎
通常前面についていることが多いヘッドホン端子が側面についているのも、パソコンでゲームをする人間にとってはありがたいのかもしれない。
有線ヘッドホンをつなげてみれば分かるが、側面端子だとコードがキーボードの邪魔になりにくいのである。
FF14プレイの推奨認定をされている
「ファイナルファンタジーXIV推奨認定」なるものがあるらしく、本ディスプレイモニターはその認定を取得している。
要はWindows版のFF14をプレイするにあたって、スクウェア・エニックスが定めた基準を満たしている製品だってことだ。
このFS2434が認定されている事よりも、そんな認定が存在するという点に驚いた。
とまあこんな感じで、実際に使ってみると「かゆいところに手が届く」機能やデザインになっている、非常に使い易い液晶モニターなのである。
できれば欲しかった機能
ながら作業をしたいときなどは、画面内に小さなサブ画面が表示できるPinP(ピクチャーインピクチャー)機能があるといいなぁと何度か思った。
まあ面倒くさがらずサブモニタの電源を入れるか、タブレットとアプリで同様のことが出来るので、どうしても欲しいという機能ではないことに気づいた。
FORIS FS2434(及び現行機種FS2434-R)の主なスペック
ざっと書いておくよ。
- 液晶パネル:IPS(アンチグレア)
- 解像度:1920x1080
- サイズ:23.8型(インチ)
- 画素ピッチ:0.2745mm
- 視野角:178°/178°(水平/垂直)
- 応答速度:16ms(GtG 4.9ms)
- コントラスト比: 1000:1
- 入力端子:DVI-D(HDCP対応)x1
- HDMI TypeA x2
- 音声用端子:ヘッドホン用出力(ステレオミニジャックx1 側面)
- ラインOUT(ステレオミニジャックx1 背面)
- ラインIN (ステレオミニジャックx1 背面)
- HDMIでの入力にも対応(2chリニアPCM 32kHz/44.1kHz/48kHz)
- スピーカー:500mW+500mW(8Ω)
- ヘッドホン:2mW+2mW(32Ω)
- USB:PCと接続用USB3.0端子x1(用途別に画面モードを自動切替するG-Ignition用にも使用)
- USB3.0端子x2
背面の端子部はこんな感じ
まとめ
どんな用途でもそつなくこなし、フリッカーフリーで目にも優しく、リモコンもスピーカーもついて、長い保証期間(FS2434-Rなら5年)がある。万能優等生な液晶ディスプレイモニターだと言って良いだろう。
最新の解像度4Kや高リフレッシュレート144Hzなど尖った性能こそ無いが、現状の1980x1080の解像度で60Hzが限界のPS4やXboxOneなどの家庭用ゲーム機なら十分にカバーしてくれる。
人気が有り性能も確かと言うことで最安でも43,000円程度の値段で安定しているようだ。私と同様に画質と品質を重視する人にお勧めできるモニターなのは間違いないところである。
これで高リフレッシュレートにさえ対応していたら…と思った人は
FORISの27型の「FS2735」の方はリフレッシュレート144HzやFreeSyncにも対応しているのでそちらをお求めになると良いだろう。
ただお値段が張ることは覚悟してもらいたいところだ(2017-08-31現在、ネット最安値で119,800円)
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