ソスです。
MacBook Pro(Late 2016)を購入してから、お古のMacBook Airも何か有効活用したいと考えてました。
そこで、古いAirの方は出先に持ち歩く用にして、家にあるProの方を遠隔操作できたらいいなーと思ったわけです。
というわけで、3つほどMacをリモート操作する方法を試してみましたのでご紹介したいと思います。
※今回は、Mac → Macを操作する前提での方法をご紹介したいと思います。Windows同士なら標準アプリの"リモートデスクトップ"がありますしね。
どこでもMy Mac
OS X 10.7以降のMacに標準機能で搭載されている画面共有機能です。
使用条件としては、接続元と接続先の端末で同じiCloudアカウントにログインしていることが必要です。
その他の細かい条件に関しては、以下の公式サポートページの"必要なもの"という見出しのところに記載があります。
「どこでも My Mac」の設定と使い方 - Apple サポート
少し詳しく設定方法をご紹介します。
まずは、"システム環境設定"の"共有"から
"画面共有"の項目にチェックを入れておきましょう。
また、どこでもMy Macには端末間でファイルをやり取りする機能もありますので、使用する場合は"ファイル共有"の項目にもチェック。
これで、画面共有を受け入れる準備はOKです。
但しファイアウォールやウイルスソフトの設定で接続拒否される場合もありますので、そちらも適宜ご確認ください。
その後は、システム環境設定の"iCloud"から
iCloudアカウントにログインした状態で、"どこでもMy Mac"にチェックを入れます。
後は、同じことをもう一台のMacで設定しましょう。
なお、遠隔操作の対象となるMacに関しては、スリープ状態のままですと接続ができません。
システム環境設定の"省エネルギー"から、"Wi-Fiネットワークアクセスによるスリープ解除"を有効にしておけばよいでしょう。遠隔操作の接続時にスリープが解除されるようになります。
設定の完了後、ファインダーを開くと"共有"の項目が表示され、接続対象のMacが表示されているはずです。
"画面を共有"を選択し、接続先のPCに設定しているアカウントとパスワードを入力すれば画面共有が開始されます。
Chrome リモートデスクトップ
Webブラウザで有名なChromeのリモート操作用アプリです。
使用条件として、以下があります。
- 接続元と接続先の端末にGoogle Chromeがインストールされている
- Chromeに同じGoogleアカウントでログインしている
アプリは、Chromeのウェブストアから無料で入手できます。
アプリのインストール後は、画面共有の接続用にPINコード(パスワードみたいなもの)を設定する手順があります。
設定後、"マイコンピュータ"の部分に接続可能な端末が表示されますので、クリックして設定したPINコードを入力するだけで画面共有が開始されます。
詳しい使用方法は、これまた公式のドキュメントがありますのでご参照いただければと思います。
ちなみに、 Chromeリモートデスクトップなら、Chromeブラウザがインストールされており、同じGoogleアカウントでログインさえしていればOS関係なく利用可能です。
Mac → Windows やその逆での接続も可能ということになります。
TeamViewer
TeamViewerは、リモートアクセス業界(そんなのあるのか)では昔から有名なアプリケーションです。
商用での使用は有料ですが、個人利用する分には無料で使えます。
元々ビジネス向けのアプリですので、画面共有のほか会議向けの機能などが充実しているのが特徴ですね。
接続元と接続先の端末それぞれに、公式ページからアプリをダウンロードする必要があります。
アプリのインストール後は、立ち上げると接続用のIDとパスワードが自動設定されています。表示されているのは、「自端末に対して画面共有の接続をする時に必要な」IDとパスワードです。
画面共有の接続を開始するには、まず接続先と接続元の両端末でそれぞれTeamViewerのアプリを起動します。
次に、接続元の端末にて、アプリのウインドウ右側の"パートナーID"の部分に接続先端末のアプリに記載されているIDを入力した後、同様にしてパスワードも入力します。
つまり、遠隔地から接続する場合は、接続先端末のアプリにされているIDとパスワードを控えておく必要があります。
なお、パスワードに関してはアプリを再起動すると変更されてしまいますので、ご注意ください。
3つ使用してみて…
それぞれの方法に特徴がありましたが、遠隔操作して使用する分には正直あんまり違いがわかりませんでした。
設定が簡単そうですとか、好みの方法でよいと思います。
いずれの方法にも共通するのは、接続にしようしているアカウントやID情報等を漏洩させるとPCを遠隔操作されてしまうという点です。
この点、セキュリティ的に問題がないよう対策を施した上で利用されることを強くお勧めいたします。
※ちなみに、筆者の場合はいずれの方法でも音声の同期はできませんでした。
Windowsのリモートデスクトップは、標準で音声同期してくれるのに…