ソスです。
応用情報技術者試験に合格したので、IPAの上位資格を何か取得したいと思ってました。
本当は自分の仕事と関連が深いネットワークスペシャリストを受けたいのですが、2017年4月度には試験の実施がありませんでした。
というわけで、ネットワークの分野と比較的関連が深いセキュリティスペシャリストでも受けようかと考えたのですが…
セキュリティスペシャリスト試験、消滅?
セキュリティスペシャリスト試験ですが、2016年10月度の試験で実施が終了しました。
後継として"情報処理安全確保支援士試験"という名前の試験がスタートするのですが、名前だけでなく数多く変更点があり、しっかりと認識してから受験するかを決めた方が良さそうです。
変更点まとめ【情報処理安全確保支援士試験/情報セキュリティスペシャリスト】
以下のIPA公式ページに詳しいですが、
ざっくりとまとめるとこんな感じです。
試験合格後、資格登録が必要
試験に合格した時点では、"情報処理安全確保支援士"を名乗ることができず、登録が必要になります。
名前の通り、"士業"の制度を取り入れているということですね。
ちなみに、情報セキュリティスペシャリストを始めとする旧試験制度の合格者も、登録可能な対象となっています。
資格の更新が必要
旧試験制度では一度合格した後は更新が必要のない資格でしたが、情報処理安全確保支援士に関しては定期的な更新が必要となります。
更新方法としては以下2つの条件を満たす必要があります。
- 1年につき6時間のオンライン講座受講
- 3年につき6時間の集合講座受講
また、これらの講座は"有料"であり、3年間で15万円ほどかかると言われています。
その他、試験内容や受験料に関しては情報セキュリティスペシャリスト試験と変わらないそうです。
情報処理安全確保支援士に対する評価は?
こちらのITProの記事をはじめとしいくつかエントリを読んでみましたが、現時点では資格としての評価や企業としての対応方針などが定まりきっていないようです。
セキュリティスペシャリストの後継とはいえ、まだ始まっていない試験ですからね。
評価の部分に関しては、現状は懐疑的な意見が多いように感じますね。
※そもそもセキュリティスペシャリストの評価からしてあまり高くかなったという事情もあるようですが。。
また、3年で15万円という資格の更新費用に関しても、個人で支払うとなると結構負担になると思います。
受験するなら自分の会社が支援をしてくれるかを確認しておきたいところですが、現時点では様子見の企業が多そうです。
とりあえず様子見かな
新しい資格ですので話題作りにはなるかもしれませんが、個人的には少し資格の評価が固まるまで様子見したいと思っています。
(会社が更新費用の支援をしてくれることを期待しつつ…)
そもそも資格を取得する意味を考えると、評価が固まっておらず自分の目的に合致するかわからないものを受験するのはリスキーですしね。
ただ、関心のある分野ではありますので、いつかセキュリティの代表的な資格として地位が確定したら挑戦してみたいと思います。